一指禅功の特徴

一指禅功は一切の意識を使わず自然呼吸で行う気功法である。基本動作は中国武術で足腰を鍛える馬歩站とう功を主として、胴体と四肢を一定の姿勢に安定させ「上虚下実」の状態を作り、手の指の一本一本を順順に屈曲させる一連の動作が特徴である。

生理学的には、下肢を緊張させることで血液の循環を促進し、手の指を屈曲させることで内臓に通じる自律神経系を刺激する。これらの相互作用で各臓器の機能を高め体調を整える効果が生じる。

氣功的には、三つの効果が期待できる。

  • 第一は、「真氣」を育てる効果である。これは四つの站とう(馬歩站とう、龍形とう、蛇形とう、羅漢とう)を基礎として練功することで、目的を達成できる。
  • 第二は、「内氣強化」の効果である。これは?指(手の指の一本一本を順順に屈曲させる一連の動作)により強身・益寿の目的を達成できる。
  • 第三は、「内氣外発」の効果である。これは特に肺経と三焦経を鍛錬・強化し内氣外発の八大手法を使って他人の病気を治す功力を身につけることで目的を達成できる。


これらの功法はやさしい功法から難しい功法まで、一貫した相互の関係が構築されており、年齢も体質の強弱も関係なく、誰でも気楽に学べる功法である。氣功状態中、音楽を聞くこと、テレビを見ること、話をすること、思考することを行ってもかまわない。段階的に鍛練を積む継続力で、これらの功力を身に付けることが出来る。

但し、上級功法を身につけることを目指す練功者は必ず苦痛を克服し、辛抱に耐えること(シャワーを浴びるように汗をかくこと、一滴の汗は一分の収穫である)を実践して初めて成果をことが出来ると認識すべきである。

一指禅功の特徴を十六文字で表すと、次のようになります。

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功力を目的別に分類すると

  • 自分自身の内氣を育て、強化する方法
  • 自然界の氣、天地の氣を取り入れる方法
  • 体内の陰陽のバランスを調和し安定させる方法
  • 体内の内氣の流れをスムーズにする方法
  • 内氣をスムーズに外発する方法
  • 外発氣を虚弱体質、病の程度など、相手の状況に合わせて、氣を強めたり和らげたりする方法
  • 外発氣を冷え性、熱性など、相手の状況に合わせて、暖かい氣、冷たい氣に変化させる方法
  • 外発氣に浸透力をつけ、障害物があってもそれを透過出来るようにする方法
  • 病人、虚弱体質の人の邪気を排除し、また、邪気の侵入を防止する方法